法人登記の住所はどこがいい?自宅・オフィス・バーチャルオフィスの選択肢を解説
2026年3月16日
会社を設立する際には、法人登記の「本店所在地」となる住所を決める必要があります。
しかし、「自宅を法人登記の住所にしても問題ないのか」「賃貸物件で登記できるのか」「バーチャルオフィスは使えるのか」など、住所の選び方に悩む方も多いのではないでしょうか。
法人登記の住所は、コストやプライバシー、会社の信頼性にも関わる重要なポイントです。自宅・オフィス・バーチャルオフィスなど複数の選択肢があり、事業スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
まずは、法人登記に利用できる住所の選択肢を確認してみましょう。
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目次
法人登記の住所とは?本店所在地の基本ルール
会社を設立する際には、法人登記の「本店所在地」を法務局に登録する必要があります。本店所在地とは、会社の住所として登記簿に記載される所在地のことで、会社の公式な住所となります。
法人登記の住所は公開される情報であり、取引先や金融機関、行政機関などが確認する重要な項目です。そのため、どこを本店所在地にするかは会社設立時に必ず決めておく必要があります。
なお、法人登記の住所は自宅や賃貸オフィスだけでなく、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを利用することも可能です。事業内容や働き方に合わせて、適切な住所を選ぶことが大切です。
法人登記では「本店所在地」を登録する
法人を設立する際には、定款や登記申請書に「本店所在地」を記載し、法務局へ申請します。本店所在地は、会社の住所として登記簿に登録され、会社の基本情報として公開されます。
一般的には、本店所在地は次のような用途で使用されます。
✅ 登記簿に記載される会社の住所
✅ 法人の公式住所(契約書や請求書など)
✅ 税務署や自治体への届出
✅ 銀行口座開設などの法人手続き
そのため、本店所在地には郵便物が届く住所であることが望ましく、ビジネス上の住所として問題なく利用できる場所を選ぶことが重要です。
法人登記の住所の書き方
法人登記の住所は、基本的に「住居表示」に沿って正確に記載します。都道府県から番地、建物名、部屋番号まで、正式な住所表記で書くことが原則です。
例えば、次のような形式で記載します。
例)東京都港区○○一丁目2番3号 ○○ビル5階
建物名や部屋番号がある場合は、それも含めて記載します。レンタルオフィスやバーチャルオフィスを利用する場合も、提供される住所をそのまま法人登記の住所として使用することができます。
ただし、住所の表記が不正確だったり、実在しない住所を記載したりすると登記が受理されない場合があるため、正確な住所を確認して記載することが大切です。
法人登記の住所は後から変更できる?
法人登記の住所(本店所在地)は、会社設立後でも変更することが可能です。事業拡大やオフィス移転などに合わせて、本店所在地を移転する企業も多くあります。
ただし、本店所在地を変更する場合は「本店移転登記」の手続きが必要になります。法務局へ登記申請を行い、登録免許税などの費用も発生します。
また、同じ市区町村内での移転か、別の市区町村への移転かによって手続き内容や費用が変わる点にも注意が必要です。そのため、会社設立時には将来的な事業展開も考慮して、本店所在地を決めることが重要です。
法人登記の住所はどこにできる?主な3つの選択肢

法人登記の住所(本店所在地)は、必ずしも専用のオフィスである必要はありません。事業の規模や働き方に応じて、さまざまな場所を法人登記の住所として利用することができます。
代表的な選択肢としては、次の3つがあります。
✅ 自宅住所で法人登記する
✅ オフィス(賃貸・レンタルオフィス)で法人登記する
✅ バーチャルオフィスで法人登記する
それぞれ費用や利便性、プライバシー面などに違いがあるため、自分の事業スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
1)自宅住所で法人登記する
会社設立時に、自宅の住所を法人登記の住所として登録する方法です。起業直後は事業規模が小さいことも多く、自宅を本店所在地として登記するケースも少なくありません。
自宅を法人登記住所にする最大のメリットは、オフィス費用をかけずに会社を設立できる点です。初期費用や固定費を抑えながら事業をスタートできるため、個人事業から法人化する場合や、スタートアップ企業でもよく選ばれています。
一方で、法人登記をすると登記簿に住所が公開されるため、自宅住所が第三者に知られてしまう点には注意が必要です。また、賃貸住宅の場合は、契約内容によって法人登記が認められていないケースもあるため、事前に確認しておくことが重要です。
2)オフィス(賃貸・レンタルオフィス)で法人登記する
事業用のオフィスを契約し、その住所を法人登記の本店所在地として登録する方法です。オフィスを構えることで、会社としての信頼性が高まり、来客対応や打ち合わせなどにも対応しやすくなります。
特に最近では、賃貸オフィスだけでなく、レンタルオフィスを法人登記の住所として利用するケースも増えています。レンタルオフィスであれば、専用の個室や会議室を利用しながら、一般的なオフィスよりも低コストで事業拠点を持つことが可能です。
事業の拡大や来客対応が必要な場合には、こうしたオフィスを本店所在地として利用する方法も有効な選択肢といえるでしょう。
3)バーチャルオフィスで法人登記する
バーチャルオフィスとは、実際の作業スペースを持たずに、住所だけをビジネス用として利用できるサービスです。提供される住所を法人登記の本店所在地として登録することも可能です。
バーチャルオフィスを利用することで、都心のビジネス住所を会社の所在地として使用できるほか、自宅住所を公開せずに法人登記できるというメリットがあります。また、賃貸オフィスと比べて費用を大幅に抑えられる点も大きな特徴です。
近年では、スタートアップやフリーランスを中心に、法人登記の住所としてバーチャルオフィスを活用するケースも増えています。郵便物の受取や転送サービスなどを提供しているサービスも多く、起業初期の拠点として利用しやすい選択肢の一つです。
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自宅を法人登記住所にするメリット・デメリット
会社設立の際に、自宅住所を法人登記の本店所在地として登録するケースは少なくありません。特に起業初期はコストを抑えることを重視する方も多く、自宅を拠点として事業をスタートする企業も多く見られます。
ただし、自宅を法人登記の住所にする場合にはメリットだけでなく注意点もあります。事業の内容や将来的な運営も考えながら、慎重に判断することが大切です。
メリット|コストを抑えて会社設立できる
自宅を法人登記の住所にする最大のメリットは、オフィス費用がかからないことです。賃貸オフィスやレンタルオフィスを契約する場合は、家賃や保証金などの費用が発生しますが、自宅を本店所在地にする場合は新たな固定費をかけずに会社を設立できます。
そのため、起業直後で事業規模がまだ小さい場合や、在宅中心で業務ができる事業の場合には、自宅を法人登記住所として利用する方法が選ばれることもあります。
デメリット|住所公開やプライバシーの問題
法人登記を行うと、本店所在地は登記簿に記載され、誰でも確認できる情報になります。そのため、自宅住所を法人登記の住所にすると、自宅の所在地が公開されることになります。
例えば、取引先や営業電話、ダイレクトメールなどが自宅に届く可能性もあります。また、インターネット上の企業情報サイトなどにも住所が掲載されることがあり、プライバシー面が気になる方も少なくありません。
自宅住所を公開したくない場合には、オフィスやバーチャルオフィスなどを法人登記の住所として利用する方法も検討するとよいでしょう。
賃貸物件の場合は契約違反になるケースもある
自宅が賃貸住宅の場合、契約内容によっては法人登記や事業利用が認められていないことがあります。住居専用の物件では、法人登記を行うことで契約違反になるケースもあるため注意が必要です。
また、マンションやアパートの場合、管理規約によって事業利用が制限されていることもあります。後からトラブルになることを避けるためにも、賃貸物件で法人登記を検討している場合は、事前に契約内容や管理規約を確認しておくことが大切です。
こうした理由から、近年では自宅住所の公開を避けるために、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを法人登記の住所として利用するケースも増えています。
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オフィスを法人登記住所にする場合

事業用のオフィスを契約し、その住所を法人登記の本店所在地として登録する方法です。オフィスを構えることで会社の所在地が明確になり、取引先からの信頼性が高まりやすいという特徴があります。
オフィスを拠点にすることで、来客対応や打ち合わせなども行いやすくなり、事業活動の拠点として利用できます。
賃貸オフィスの特徴と費用
賃貸オフィスを契約して法人登記の住所にする場合、専用のオフィス空間を確保できるのが特徴です。来客対応や従業員の増加にも対応しやすく、事業拠点として安定した環境を整えられます。
ただし、保証金や内装費、毎月の賃料などの費用がかかるため、起業直後の企業にとっては負担が大きくなることもあります。
レンタルオフィスのメリット
レンタルオフィスは、個室やワークスペースを利用しながら、その住所を法人登記の本店所在地として使えるサービスです。
賃貸オフィスと比べて初期費用や固定費を抑えやすく、会議室やラウンジなどの共用設備を利用できる点もメリットです。小規模な事業やスタートアップ企業でも利用しやすいオフィス形態といえます。
起業初期は小規模オフィスを選ぶケースも多い
起業直後は事業規模がまだ小さいことも多く、最初から大きなオフィスを契約するのではなく、小規模なオフィスからスタートするケースも多く見られます。
レンタルオフィスなどを活用すれば、必要なスペースだけを確保しながら事業を始めることができ、事業の成長に合わせてオフィスを拡大することも可能です。
バーチャルオフィスで法人登記するという選択肢
近年、会社設立時の住所としてバーチャルオフィスを利用するケースも増えています。バーチャルオフィスは、実際の作業スペースを持たずに、ビジネス用の住所を利用できるサービスです。
提供される住所を法人登記の本店所在地として登録できるため、起業初期の拠点として活用されることも多くあります。費用を抑えながらビジネス用の住所を持てる点が特徴です。
バーチャルオフィスとは
バーチャルオフィスとは、オフィスの住所や郵便受取などのサービスを提供するもので、実際の作業スペースを持たずにビジネス住所を利用できるサービスです。
多くのバーチャルオフィスでは、法人登記に対応した住所の提供に加え、郵便物の受取や転送などのサービスも利用できます。起業時のコストを抑えながら、ビジネス用の住所を持つことができる点が特徴です。
バーチャルオフィスで法人登記するメリット
バーチャルオフィスを利用することで、自宅住所を公開せずに法人登記ができるというメリットがあります。登記簿にはサービスで提供される住所が記載されるため、プライバシーを守りながら会社を運営することが可能です。
また、都心のビジネスエリアの住所を利用できるサービスも多く、会社の所在地としての印象を高めることにもつながります。賃貸オフィスと比べて費用を抑えられる点も、起業初期の企業にとって大きなメリットです。
バーチャルオフィスの注意点
バーチャルオフィスを利用する場合は、法人登記に対応しているサービスかどうかを事前に確認することが大切です。また、郵便物の受取方法や転送サービスの内容などもチェックしておくと安心です。
さらに、銀行口座の開設や取引先との契約の際には、住所の信頼性が確認されることもあります。そのため、実績のあるサービスを選ぶことが重要といえるでしょう。
バーチャルオフィスでも法人銀行口座は開設できる?

バーチャルオフィスを法人登記の住所として利用する場合でも、法人銀行口座の開設は可能です。ただし、銀行は口座開設の際に事業の実態や所在地の信頼性などを確認するため、審査が行われます。
そのため、事業内容や活動実態をきちんと説明できる状態にしておくことが大切です。事業計画やホームページ、取引内容などが明確であれば、バーチャルオフィスを利用していても法人銀行口座を開設できるケースは多くあります。
バーチャルオフィス利用時の銀行審査のポイント
銀行は、法人銀行口座の開設時に会社の所在地や事業の実態を確認します。バーチャルオフィスを利用している場合でも、事業内容が明確であることや、連絡が取れる体制が整っていることなどが重要なポイントになります。
また、登記住所として利用しているサービスの信頼性や、郵便物の受取体制なども確認されることがあります。事業活動が実際に行われていることを説明できるように準備しておくことが大切です。
銀行口座開設をスムーズにするコツ
法人銀行口座の開設をスムーズに進めるためには、事業内容が分かる資料を用意しておくと安心です。例えば、会社のホームページや事業計画書、取引予定の内容などを整理しておくことで、銀行の審査がスムーズになることがあります。
また、連絡先や事業拠点についても説明できるようにしておくと、会社としての実態を伝えやすくなります。
法人住所として信頼性のあるサービスを選ぶことが重要
バーチャルオフィスを法人登記の住所として利用する場合は、信頼性のあるサービスを選ぶことが重要です。実績があり、法人登記や郵便対応などの体制が整っているサービスであれば、安心して利用することができます。
住所は会社の基本情報として公開されるため、ビジネス用途として適切なサービスを選ぶことが、会社の信頼性にもつながります。
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起業時にバーチャルオフィスが選ばれる理由
起業時の法人登記住所として、バーチャルオフィスを選ぶ企業も増えています。オフィスを契約するよりも費用を抑えながらビジネス用の住所を利用できるため、スタートアップや個人起業の拠点として活用されるケースが多くあります。
特に、コストやプライバシー、住所の信頼性などの面でメリットがあることから、会社設立時の選択肢として検討されることが増えています。
自宅住所を公開せずに法人登記できる
法人登記をすると、本店所在地は登記簿に記載され、誰でも確認できる情報になります。そのため、自宅住所を登記すると、自宅の所在地が公開されてしまいます。
バーチャルオフィスを利用すれば、自宅住所を公開することなく法人登記を行うことができ、プライバシーを守りながら会社を運営することが可能です。
都心の住所をビジネス住所として利用できる
バーチャルオフィスでは、都心のビジネスエリアの住所を利用できるサービスも多くあります。こうした住所を法人登記の所在地として使用することで、会社の所在地としての印象を高めることにもつながります。
取引先とのやり取りや会社情報の表示などにおいても、ビジネス用の住所として活用できる点がメリットです。
初期費用・固定費を抑えて起業できる
賃貸オフィスを契約する場合、保証金や内装費、毎月の賃料などが必要になります。一方、バーチャルオフィスであれば、比較的低コストでビジネス住所を利用することができます。
起業初期は事業にかかる費用も多いため、オフィスコストを抑えながら会社をスタートできる点は大きなメリットといえるでしょう。
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住所だけでなく作業場所も必要ならレンタルオフィスもおすすめ
法人登記の住所だけでなく、実際に仕事をする場所や来客対応のスペースが必要な場合は、レンタルオフィスを利用する方法もあります。レンタルオフィスでは、個室やワークスペースを利用しながら、その住所を法人登記の本店所在地として登録することが可能です。
作業スペースとビジネス住所を同時に確保できるため、起業後すぐに事業拠点を持ちたい場合にも利用しやすいオフィス形態です。
来客対応や会議室を利用できる
レンタルオフィスでは、個室のオフィススペースのほかに、会議室やラウンジなどの共用設備を利用できることが多くあります。取引先との打ち合わせや来客対応などにも対応しやすく、ビジネス拠点として活用しやすい点が特徴です。
事業拡大に合わせて柔軟にオフィスを利用できる
レンタルオフィスは、小規模な個室からスタートし、事業の成長に合わせてスペースを変更できる場合もあります。起業直後はコンパクトなオフィスでスタートし、従業員の増加や事業拡大に合わせて拠点を拡張するなど、柔軟に利用できる点もメリットです。
法人登記の住所を決めるときのチェックポイント
法人登記の住所は会社の所在地として公開される重要な情報です。住所によって、郵便物の受取方法や銀行口座の開設、契約条件などに影響する場合もあります。そのため、法人登記の住所を決める際には、いくつかのポイントを事前に確認しておくことが大切です。
郵便物の受取方法
法人を設立すると、税務署や金融機関、取引先などからさまざまな郵便物が届きます。そのため、法人登記の住所では郵便物を確実に受け取れる体制を整えておく必要があります。
バーチャルオフィスなどを利用する場合は、郵便物の受取や転送サービスの内容を事前に確認しておくと安心です。
銀行口座開設への影響
法人銀行口座の開設では、会社の所在地や事業内容などが確認されます。法人登記の住所によって審査結果が大きく変わるわけではありませんが、事業の実態を説明できるようにしておくことが重要です。
会社のホームページや事業内容の資料などを準備しておくと、銀行口座開設の手続きがスムーズに進むことがあります。
法人登記が可能か契約内容を確認する
賃貸住宅やオフィスを法人登記の住所として利用する場合は、契約内容を事前に確認することが大切です。物件によっては、事業利用や法人登記が認められていないケースもあります。
後からトラブルにならないよう、賃貸契約や管理規約などを確認し、法人登記が可能な住所であることを確認しておきましょう。
まとめ|法人登記の住所は事業スタイルに合わせて選ぼう
法人登記の住所(本店所在地)は、会社設立時に必ず決める必要がある重要な項目です。自宅、オフィス、バーチャルオフィスなど複数の選択肢があり、それぞれ費用や利便性、プライバシー面などに違いがあります。
自宅住所で法人登記すればコストを抑えて起業できますが、住所が公開される点には注意が必要です。オフィスを利用すれば来客対応や事業拠点として活用しやすくなりますし、バーチャルオフィスであればコストを抑えながらビジネス住所を利用することも可能です。
起業時の状況や事業スタイルに合わせて、自分に合った法人登記の住所を選ぶことが大切です。
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